平塚市議会で現在開かれている平成26年度第2回定例会本会議において、数田俊樹議員による総括質問の中の諸課題の1つとして、Shonan BMWスタジアム平塚に関しての質疑がありました。
湘南ケーブルテレビネットワーク(SCN)での議会中継から数田議員の質疑について、Shonan BMWスタジアム平塚に関しての部分のみを文字起こししました。
質疑については、国立競技場からの椅子の移設、平成26年度予算に計上された調査費の用途、Jリーグライセンスへの対応の3点について行なわれました。
平塚市からはこのうち、調査費についてはスタジアム改修の方向性を見出すためのものとし、今後は検討組織の立ち上げと中長期的な改修計画の策定をする考えが表明されました。
また、Jリーグライセンスについては現在の施設でJ1ライセンスの基準を充たしているとしながらも、トイレの改修や屋根の増設について大規模な改修計画の必要性について言及されました。
平塚市としてShonan BMWスタジアム平塚の諸問題解決に向けて改修を検討していることが明らかになりましたが、財政などの問題についても触れられており、今後もサポーターズ協議会としては、改修実現に向けた活動を進めていきます。
以下が平塚市議会での数田議員と平塚市との質疑応答になります。
スタジアム
現在行われている平塚市議会平成26年第2回定例会本会議にて、昨日Shonan BMWスタジアム平塚についての質疑が行われた。
質問を行ったのは数田俊樹議員。統括質問のなかで、諸課題の1つとして、Shonan BMWスタジアム平塚についての質問を行った。
引用元
ねおベルマーレ
数田議員
3 諸課題 (1) Shonan BMWスタジアム平塚について。
Shonan BMWスタジアム平塚は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け大規模改修を図る国立競技場の座席を独立行政法人日本スポーツ振興センターから譲渡されることになり、バックスタンド4900席が替わることになります。しかしながら、大規模回収後既に20年以上が経過をし、施設や設備の老朽化や劣化等多くの問題を抱えている状況にございます。本市では平成26年度総合公園費予算には調査委託料として100万円を計上している状況にあり、今後調査を行うこととなっていますが、そこで以下3点伺って参ります。
(ア)国立競技場からの座席の設置計画について詳細を伺います。
(イ)確認を込めて伺わせていただきますが、平成26年度予算に計上されてる調査費用100万円の考え方と、今後の方向性について見解を伺います。
(ウ)先日湘南ベルマーレサポーターズ協議会から署名提出がございましたが、Jリーグのライセンス等の状況について見解を伺います。
都市整備部長
3諸課題について3点のご質問をいただきましたので順次ご答弁いたします。
(1) Shonan BMWスタジアム平塚について3点のご質問をいただきました。
まず1点目の国立競技場から譲渡される座席の設置計画についてでありますが、今年の4月28日に独立行政法人日本スポーツ振興センターから、改修のため取り壊される国立競技場の備品を希望する自治体等に無償で譲渡する旨通知がありました。Shonan BWMスタジアム平塚ではバックスタンドの座席4819席の多くが劣化をしており改修の必要があったため、現地で座席の形状等を確認したところ、その一部が利用可能であることが判明いたしましたので無償譲渡の申し込みを行い、5月30日に決定の連絡をいただきました。今後の予定ですが、6月23日、本日から国立競技場での座席の取り外しを行い、平塚での取り付けはスタジアムの利用者に支障が無いよう調整をし、7月中旬には完了する予定です。この移設にかかる費用につきましては約1500万円でございます。
続きまして2点目の平成26年度予算の調査費100万円の考え方と、今後の方向性についてでありますが、議員ご指摘の通り、スタジアムは大規模回収後20年以上が経過をし、施設や設備の老朽化や劣化等により修繕を要する箇所がございます。平成26年度予算に計上している調査費用100万円につきましては、スタジアムが現在抱える不具合や課題に対し、今後の改修の必要性や範囲、スタジアムのあるべき姿や将来像などについて庁内関係課による協議を行い、課題や問題に対する共通認識と連携を深めることで、計画的、効果的、効率的なスタジアム改修の方向性を見いだすための調査費用として計上いたしました。今後の方向性としましては、今年度は庁内での検討を進める一方、関係する陸上競技団体、サッカー競技団体、Jリーグ、湘南ベルマーレ等の団体で構成します検討組織を立ち上げ、スタジアム改修の方向性を検討していきます。その後はスタジアム改修に向けた取組を、中長期的な改修計画として策定して参りたいと考えております。
続きまして3点目のJリーグライセンス等にかかる状況についての見解でありますが、Jリーグクラブライセンスの審査につきましては施設基準がありまして、A等級からC等級に区分されています。A等級はライセンスを受けるために最低限満たす必要がある設備、B等級は今後整備をする必要がある設備、さらにC等級は整備の必要性はありませんが、よりグレードの高い設備でございます。現在、Shonan BMWスタジアム平塚はA等級は全て満たしており、J1リーグの開催が可能となっております。B等級としての洋式トイレ数及び座席総数の1/3を覆う屋根の設置につきましては条件を満たしておりません。トイレにつきましては和式トイレを毎年約20器ずつ様式トイレに交換しており、残りは39器となっております。屋根につきましては約5000席を覆う必要がございますが、現在屋根で覆われているメインスタンド900席の他に、今後約4100席を覆う必要がございます。屋根の増設につきましては設置に大規模な改修が必要となるため、中長期的な計画のなかで検討して参ります。
数田議員
諸課題 (1) Shonan BMWスタジアム平塚についての質問に入らせていただきます。
まず、検討組織を立ち上げ検討していくと言うふうにご答弁いただきましたが、こちらの、どのタイミング、どの時期から検討組織を立ち上げていく計画なのか、お伺いします。
都市整備部長
スタジアムの改修に向けた検討組織の立ち上げの時期ということなんですが、これは早急にですね、立ち上げをまずはしていきたいというふうに思っています。以上です。
数田議員
私もそのように思います。立ち上げてどういう風な検討を、何ができるか、どうしていくか、やはり利用者、利用団体の主立った方々ですね、と、どういう方向性を見いだせるかという、まずテーブルに乗っかると言うことが大事だと思っておりますので、そこであらゆる可能性というものについて色々と話をしていただければと思います。
次に、もうちょっと具体的なところ入っていきますが、100万円の調査費ですが、こちら100万円の使用のする時期だとか、というのも、調査として使うタイミング、依頼をかけるのはどういった時期なんでしょうか。この検討会を立ち上げてから、その100万円を使ってどう調査するのかやるのか、もう既に計画があるのか、その辺具体的にお知らせください。よろしくお願いします。
都市整備部長
調査費100万円についてでございますが、具体的にはまだ決まってないんですが、早急にですね、まずは検討組織を立ち上げさせていただいて、そのなかでですね、どんな調査ができるのかっていうのを、ある程度関係団体の方からですね、ご意見をいただいた上で、限られた100万円という予算ですので、それを有効に使えるような、そんな検討をして参りたいと思っています。ですので、いつどの時期にというのはまだ、今の段階では決まっておりません。以上です。
数田議員
このタイミングでこの議題をあげたと言うことなんですが、やはりサッカーの街平塚というところでもベルマーレというのは地域の宝でございます。一方においてまた陸上の選手たちというのも平塚市の宝です。それぞれの思い、また今後の平塚を思う方々がですから、その方々との意見調整を図ってお金が無駄にならないような、たとえ100万円であっても、調査費用として、全体の施設の調査ができなければ増額をしなければならないと思いますし、その調査費用に対してですね、もしくはその100万円が1円でも無駄にならないような形で調査費用を使っていただきたいと思います。今後におかれましては、ベルマーレの方に関しましてはJ1昇格をむかえたときに、資格の剥奪になることは避けて、関係各位との情報共有に努めて、しっかりと調整を図っていただきたいと思います。それについてご見解をお願いします。
都市整備部長
湘南ベルマーレ、今、今年ですね、特に成績が良くてですね、J1昇格というのも大変期待しているところでございますので、その辺のですね、Jリーグ側との調整が特に大事になってくると思いますので、そういった所とも、特にですね、意見交換をさしていただいている。で、施設改修にはいろんな、お金ももちろんそうなんですが、いろんな基準がありましてですね、他の施設の状況なんかも、まちまちなんですね。そういう所との比較検討なんかも含めまして、していきたいと思いますし、もう一つは平塚市民、平塚市の税金だけで賄えるのかという部分もございますので、少し広範に見たときにどうなんだということもあります。そういったことも含めて調整検討させていただきたいと思います。以上です。
数田議員
どうぞよろしくお願いいたします。