5月17日に市民活動センターにおいて平塚市のスタジアム改修検討会議報告書の情報公開を受けての報告会を開催しました。開催報告が遅くなり申し訳ありませんでした。
報告書に対するサポーターズ協議会の見解(要旨)は以下のとおりです。
・改修後の収容人数1.7万人では不十分。着席して2万人として再考して欲しい。
・ゴール裏の観戦環境がほとんど改善されていない。
・周辺環境の改善、交通アクセス、駐車場などについても検討して欲しい。
・サッカー専用スタジアムは土地の問題があって新設とは結論づけられなかったが、これについても再考して欲しい。
当日はクラブから検討会議に出席していた(株)湘南ベルマーレの眞壁会長に出席いただき、報告書の内容について以下の補足についてお話をいただきました。
・改修案のうち、フルスペック案はJ1ライセンスを完全に充たすため暫くいじる必要は無いレベルで等々力と同レベル。等々力の改修費用は140億円のため妥当な費用。
・フルスペック案の場合、使用料の高騰が見込まれるため、ベルマーレとしては難しい。
・収容人数を2万人にすると屋根を1/3とした場合でも建築費用が嵩むため、改修案2の収容人数は1.7万人となっている。
・改修の場合、1年ではなく工期を分けて複数年での実施を想定しているが、改修時は町田市立陸上競技場のように仮設費用がかかるため、プラス4~5億円かかる。
・同じ費用をかけるなら専用スタジアムを作ったほうがいいとベルマーレだけでなく、陸連も要望。陸連は現在の設備より後退することがなければ構わないとのスタンス。そのため専スタについても報告書に盛り込むこととなった。
・今回の改修検討会議報告書はJリーグへ提出されている。Jリーグからは今後平塚市がどう対応するのかを求めているが、オリンピックで建設需要が高まっているため、Jリーグとしてはオリンピック後の工事でOKとの認識。
・今年計画を確定しても最短で2019年に着工くらいのレベル。
平塚市がスタジアム問題に前向きに取り組んでいる姿勢は評価できますが、内容については私たちが求めているものとの開きがあります。そのためサポーター協議会としては、今後これらの見解について平塚市へ意見していきますが、その方法について今後検討していきます。