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(株)湘南メディアスタジアムの平塚市への新スタジアム計画の提案について

株式会社湘南メディアスタジアムが、5月17日に平塚市へ新スタジアム計画の提案を行ったことが報道されています。

朝日新聞(5/26)「ベルマーレが新スタジアム計画 平塚市総合公園内で建設費142億円」
https://www.asahi.com/articles/ASR5T7SY2R5TULOB003.html?ref=smartnews

読売新聞(5/26)「ベルマーレ 新スタジアム候補2か所」
https://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20230525-OYTNT50161/

TVKニュース(5/26)「Jリーグ・湘南ベルマーレ 新スタジアム計画を平塚市に提出」
https://nordot.app/1034684423831339137

株式会社湘南メディアスタジアムの佐藤社長には、5月3日の柏レイソル戦の前に行ったサポーターミーティングにおいて、この新スタジアム計画について説明をいただきました。
当日は場所によって聞きづらかったり、参加できなかった方のために、佐藤さんにお話しいただい内容を掲載します。(佐藤さんには掲載の了解をいただいています。)
長文ですが、佐藤さんのスタジアム建設にかける想いの詰まった内容になっていますので、お読みいただければ幸いです。

「さかのぼると、この中にも前回の署名活動に参加された方はいると思いますが、2013年から2014年にスタジアム改修の署名活動をサポーターで展開してきました。
 その時の背景というのは平塚のスタジアムというのが残念ながら、J1の規格を満たしていないことが明らかになった。例えば屋根、本来であれば全部屋根で覆われていなくてはならないのが基準、暫定で1/3という基準もあるが残念ながら満たしていない。
 それからコンコースが周回できるほうが良いとかいくつかあるんですけれど、そういったことと、もう1つその当時ベルマーレがJ1に上がり始めて、やっぱり本当にもっといい環境でサッカーを見たいなっていうのも多分みんなの気持ちの中であったというふうに思います。その署名というのは3万4千超筆を集めて平塚市に提出をしました。

 そういう動きがあり、2014年に平塚市を中心に検討会議というのを設置してもらって、2015年にその検討会議が報告書を提出しており、どこかで閲覧できるはずですが、その報告書によると非常にかいつまんで言うと、全部改修すると、それってあの等々力がそうなんですけれど、130億かかります。
 それで部分改修っていうと例えば屋根は付けなきゃいけないんですけれど、それをやると50数億から80数億掛かります。平塚の財政を考えるとちょっと全面改修は現実的ではないので部分改修にしましょうというのがその報告で、それに基づいて市は毎年予算をとって、少しずつ環境を良くしてくれている。

 ただJリーグの基準を満たしていないという状況は継続していて、なかなかそこには手が付いていない。
 そういうような背景がこれまであったんですが、なぜ今私たちがスタジアムが必要だと考えているかということを少し話をすると、1つにはさっきのJリーグの基準というのはありますけど、それよりもこうやってベルマーレがしっかりJ1に定着をし始めて、野々村チェアマンも言っているんですけれど、サッカーの魅力というのはフットボールそのもの、それとコアなサポーターが作り出す熱気と、それからスタジアムの雰囲気の三つで、我々やっぱり他のスタジアムを見に行っても、本当に皆さんもベルマーレの選手を専用スタジアムで見たいなと思うでしょうし、我々もそうやって若い選手を育てたいという風に考えています。

 それからもう1つあるのは坂本副社長GMをトップとして新しいチャレンジをしようとしています。
 その中で今、事業規模っていうのは25億円くらい。これをJリーグのトップが60から80億円くらいありますが、いきなりそこではない30億、35億円に進化し、クラブとして地域に愛されながら着実に進化していくというのは当然だと思います。
 そのためにはやっぱりスタジアムのキャパが必要で、2万人のキャパのスタジアムがあれば、今ベルマーレの入場料収入は4億円くらいだけれど、Jリーグの他のクラブだと9億から10億円くらいになります。
 それだけ入場料収入は増えながらクラブを強化していけるというのがベルマーレサイドから見たスタジアムの必要性。これに賛同して協議会を設立して活動してもらっているというのがこれまでの経緯になります。

 それで今どういう状況かというと、コロナの前から検討はしていて、去年の10月に平塚市の方にベルマーレとして、1つの提案を出しました。
 それは具体的には総合公園の南東の角に専用スタジアムを造る。
 そこでは音楽イベントもできるし、それから防災の拠点にもなる。その提案というのは実は提案書にはなっていなくてコンセプトの紙パッケージでした。
 それなので例えばメディアだとか議会の答弁で市のほうからベルマーレから具体的な提案がないというのはこれは事実で、まだそこには至っていなかったというか敢えてそうしなかったですけども、そういうものを平塚市に投げてみました。
 そこには例えば財源はどうしますか、そもそも事業費がどれくらいかかりますかといったのは、無い状態がこれまででした。

 ただ口頭で平塚市とは話をして、その中で平塚市のほうからは課題というものを提示いただいています。
 建ぺい率というのは公園法では10%なんですが、こういうスタジアムができちゃうと超えるけれどどうするのとか、そもそも財源はどうするんですかとか、市民の憩いの場である総合公園との整合性はどうするんですか、ある意味まっとうな課題を平塚市から提示されています。

 それでまさに我々は来週になりますけれど、平塚市のほうにそういったことを含めた課題をこういったことでクリアしませんかということだとか、財源、事業規模、それから経済効果、税収はこれくらい増えるんじゃないですかということをパッケージにした提案を来週提出する予定でいます。
 来週提出するので今日はまだ具体的な事までは話せないんですが、ちょっとだけ話をすると場所は最初の案と同じ総合公園の南東の角です。腹案として周辺の空いている土地というのは提示しています。

 2万人規模の防災規模を持ったスタジアムを作ろうとすると今、資材が高騰しているので132億円の建設費というのが弾き出されていて、プラス設計で10億円掛かるんですが、それぐらいの事業費になるよということと、半分はベルマーレとメディアスタジアムのほうで民活という言い方がありますけども、例えば企業版ふるさと納税であったり、補助金等も集めます、と。
 そして半分は平塚市の財政で何とかしていただけませんかという提案になります。
 半分といっても相当な額なんで平塚市が簡単にうんとは言えない難しい課題なんですけれども、その根拠の1つとして、さっき最初に言った検討会議の答申ででてきた報告書で、部分改修でもやっぱり50数億から80数億かかるよと、今それに基づいて改修を少しずつやっていくことを考えればここで新しいスタジアムにそれだけの同じお金を投下してもらえませんかっていうのが我々の提案になります。

<追記分>今、建設計画を急いで進めているのは、時間軸でのリスクが少なくとも二つあるからで、資金計画のうち民活分の主な財源として期待している「企業版ふるさと納税制度」は令和6年度中、すなわち2025年3月末までであること、また近く復活するであろうtotoの助成金も有力な財源ですが、全国でスタジアム建設計画が進んでいて、遅れるとお金が回ってこない可能性があること、この二つのリスクがあるので、スピード感をもって進めたいと考えています。

 これが現在地です。

 これからですけれども、平塚市に提案して我々としてはとにかく平塚市に検討のテーブルに一緒についていただくと。 全てはそこからいうふうに思っています。
 検討する材料がなかったので材料を出しまして、もちろん課題はいくつか合わせて、この皆さん方の中にも平塚市民はいらして、スタジアムは賛成だけど総合公園はなぁって思われる方もいらっしゃると思うんですよ。当たり前だと思います。
 市民の中で賛否両論があって当たり前の議論だと思います。
 それなので平塚市に対しては、我々が出したものに対してダメだよって返すだけではなく、どうやったら課題をクリアできるか、課題がクリアできないのであれば代替案としてどんなことがあるか、といったようなことをぜひ同じテーブルについて話をしましょうということをこれから僕らは進めていきたいという風に考えています。

 署名活動について、我々から見たときの意味合いなんですけれども、この2月にサポーターズ協議会と平塚商工会議所が中心になって「シン・スタジアムがある街に」という協議会が設置されて、署名活動をしてもらってます。
 それはもちろん平塚市はよく民意と言うんですが、民意としてスタジアムが欲しいという声を届ける。
 それはベルマーレサポーターだけじゃなくて、サッカーファミリーだったり、それから平塚市や周辺の人たちの声を届けるという意味ももちろんあるけれども、さっき僕が言ったようなこれからのプロセスを後押しするというのかな、平塚市にちゃんと一緒にテーブルについてもらうそれを後押しするための署名の数だというふうに考えています。

 署名があるからやるっていう話にはならないと、今の説明で少しはご理解いただいたかと思いますが、同時に我々の提案だったり、署名皆さんの声こういったものは非常に大事になる。
 その提案書っていうのはいずれ皆さんにもオープンに考えていますけれども、今日は話せるのはだいたいここの辺りまでです。
 けれどもぜひご理解をいただいてこれからもベルマーレ、メディアスタジアムと新しいスタジアムの計画をぜひバックアップしていただければというふうに思います。」

プロレスラーの松本浩代さんから応援メッセージをいただきました。

平塚出身の女子プロレスラー松本浩代です。
生まれ育った平塚に大きなスポーツ&エンターテインメント空間ができるかもしれないと大きな期待感を持って、この活動に賛同します。
シン・スタジアムで「東海道落とし」を皆さんの前でお見せできる日を夢見て。

【オンライン署名はこちらから👇
https://www.change.org/ShinStadium

俳優の久保田悠来さんから応援メッセージをいただきました。



小学生の頃Jリーグが華々しく開幕。
まだベルマーレという名前も無かったベルマーレはJリーグの準会員に。
そして遅れること一年。
平塚育ちの僕としては我が街にJリーグのチームが誕生した喜びと誇り、ホーム開幕戦の興奮も昨日のことのように覚えております。
スタジアムにはいつも人々の笑顔や涙、熱狂と情熱、最後の最後まで闘い抜く選手達、筆舌に尽くしがたい感動がありました。
最高のエンターテインメントと出逢いをくれるスタジアム。
また新たな歴史を共に歩んで行けることを心より願っております。

久保田悠来

【オンライン署名はこちらから👇
https://www.change.org/ShinStadium

ベルマーレOBの馬場賢治さんから応援メッセージをいただきました。

平塚生まれ平塚育ち、小学一年生の時にベルマーレでサッカーを始めベルマーレの選手としてJリーグでもプレーした馬場賢治です。
ベルマーレが平塚で歩んできた、ずっと繋がってきたその想いってすごく大切だと思います。
だからこそベルマーレは絶対に平塚にあるべき!!
シン・スタジアムは絶対に平塚に!!!

ピアニストの今井亮太郎さんから応援メッセージをいただきました。


平塚にシン・スタジアムを!
ぜひこの夢あふれる計画を、みんなで実現しましょう!平塚生まれ、平塚育ち、そしてベルマーレの前身のフジタ興業ジュニアスクール出身の僕にとって、サッカーの存在は生活の中にあるもの。
ベルマーレの試合は、コンサートやイベントの合間でも経過を確認してしまうほど(笑)プロフェッショナルなサッカー選手たちの魂のぶつかり合いを間近で観て、肌でも音でも感じることができるのは、まさにこの街の宝です。シン・スタジアムが平塚にできれば、今以上にその熱をより間近で感じることができます。
そして、子どもたちはプロの選手が活躍する同じスタジアムで練習したり試合をしたり!
音楽の大きなコンサートやイベントも開催できます!
もしかしたら大きなサーカスも来るかもしれない!
夢は広がり繋がります!さらに、
シン・スタジアムが生まれることにより、今まで以上に多くの人々が、全国から我らが街・平塚に集まることでしょう!
サッカーだけでなく、七夕、海、花、食、そして僕も一旦を担う音楽を始めとした芸術と、たくさんの素晴らしいコンテンツに溢れる平塚の魅力を、よりたくさんの人に楽しんでいただける文化の拠点になること間違いナシ!そう、夢はどんどん広がります!
そして、夢は次世代の子どもたちに繋ぐもの。
ぜひ、平塚にシン・スタジアムを!

今井亮太郎(ブラジル音楽ピアニスト/作編曲家/プロデューサー)